【人狼 JIN-ROH】 89点

記念すべき一発目の記事に相応しいアニメ映画をレビューするわ

人狼 JIN-ROH [DVD]

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89点
カタルシス』という言葉の意味を実感


原案・脚本 押井守と聞いて構えて見たのだけど、難解さは無く、意味シーン(意味深なシーンのことね)や抽象的な台詞が物語の深みになっているのは沖浦監督の手腕かしら。実に考察し甲斐のある作品ね

惚れたわ~。ガッツ似の伏君も素敵だったけど、作中に最初から最後まで漂う物悲しい空気がたまんないのよ。


ガッツ似の伏一貴くん。イイ男
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その者は狼のような者である
その者は狼である
それ故に追放された者である


簡単に説明すると『左翼の女と機動隊の男が出会ったことで産まれた悲劇』なんだけど、もっと深みのある設定とストーリーだから実際に見てみてちょんまげ。

孤独な男と女。孤独を愛で埋めようとした女が愛したのは人間になれない狼。

狼の群れの中に一人だけ人間(伏)が混じっているシーンがあるの。印象的なシーンのひとつよ

上記したのは冒頭に出てくる文なのだけど、ワタシ『狼のような者=雨宮圭』で『狼=伏一貴』だと思ってたんだけど、『狼のような者』も『狼』も伏の事を指しているのかも知れないわね。
テロリストの少女を撃てなかった良心や愛に揺れ動く心があっても、伏は狼としてしの生き方しか知らない。伏は狼のような者であり、狼である。それ故に……

この悲劇は美しくすらあり、見た後に残る感情は悲しみでも苦痛でもなく、ある種の感動よ。

余談だけど、これ見たらTEXHNOLYZEがまた見たくなったわ。


5月13日 加筆、編集。